冬になると、毎年のように心配になるのが風邪やインフルエンザです。
特に年末は仕事や行事が増え、生活リズムが乱れやすく、体調を崩すリスクが高まります。体が冷え、免疫力が落ちやすい冬こそ、普段のケアに少し工夫を加えることが大切です。

今回は年末に向けてここで立ち止まってはいられない忙しい皆様に、
日常の風邪予防のポイント栄養の取り方発酵食品がもたらす効果をまとめてお伝えします。

◆風邪を「ひきにくい体」をつくる基本

風邪予防で最も大切なのは、体温・血流・自律神経のバランスを保つことです。特に冬は気温差によって体が冷えやすく、筋肉が縮こまることで血流が低下し、免疫細胞が働きにくくなります。

風邪を引きにくい体づくりの基本は次の4つです。

  1. 体温を下げない生活(首・手首・足首・お腹を冷やさない)
  2. 質の良い睡眠
  3. 軽い運動で血流を維持する
  4. 発酵食品を中心とした腸内環境の強化

特に腸は免疫細胞の70%が集まる場所といわれており、腸を整えること=免疫力の底上げに直結します。

◆発酵食品を取り入れると、なぜ風邪予防になるのか

発酵食品は、腸内環境を整える“善玉菌”を増やす働きがあります。腸が整うと、免疫細胞の動きが活発になり、風邪のウイルスに対する防御力が高まります。話題の腸活ですね!

特に冬は乾燥や気温差で体のストレスが増えるため、腸への負担も大きくなりがち。そこで日常に発酵食品を取り入れることで、腸をやさしくサポートできます。

おすすめは次の食品です。

  • 納豆…発酵パワー+たんぱく質で免疫細胞の材料に
  • 味噌…温かい味噌汁は“飲む点滴”。体を温め、腸も動きやすくなる
  • ヨーグルト…乳酸菌が腸内の善玉菌をサポート
  • ぬか漬け…野菜のビタミンと発酵のダブル効果
  • キムチ…乳酸菌+唐辛子で血流促進

特に「温かい」発酵食品は、冬の冷えと免疫低下にとても良い働きをします。味噌汁や甘酒など、体の芯から温まるものは日常の習慣に取り入れたいところです。

◆普段の予防に“施術”をプラスするとどう変わる?

冬に施術を受けるメリットは、単なるリラックスだけではありません。

1. 血流が改善され、体温が維持しやすくなる

固まった肩や背中を緩めると、血液とリンパの流れがよくなります。
体温は1℃上がると免疫力が数倍働くと言われており、施術直後は体がポカポカし、ウイルスに強い状態を保ちやすくなります。

2. 自律神経が整い、睡眠の質が上がる

忙しさのストレスで交感神経が優位になると、免疫細胞は働きにくくなります。施術で筋肉をゆるめると、副交感神経が優位になり、深い睡眠をとりやすくなります。
冬場に風邪をひきやすい人は、ほとんどが「眠りの質」が落ちています。

3. 呼吸が深くなり、体の回復力が上がる

首肩の緊張が強いと胸郭が広がらず、呼吸が浅くなります。
深く呼吸できるようになることで、酸素が体の隅々まで届き、回復力も高まります。

年末は“風邪リスクが最大化”する時期

冬の後半、特に12月〜1月は風邪をひく人が急増します。

  • 気温差が大きく、体温調整がうまくできない
  • 忙しくて食事が乱れる
  • 睡眠不足になりやすい
  • 人混みへの外出が増える
  • 飲み会やイベントで腸が疲れやすい

この時期に「不調が出る前に整えておく」ことが、1年を元気に締めくくるコツです。

冬はどうしても免疫が落ちやすい季節ですが、ちょっとした習慣と施術のサポートを組み合わせることで、元気に乗り切ることができます。

しっかり食べることも忘れてはいけません。

今年の冬は、あなたの身体の声を少し丁寧に聞きながら、日々の予防とケアを取り入れてみてくださいね。