気づけば今年も残りわずか。
街が慌ただしくなり、どこかそわそわした空気が流れはじめるこの時期。年末が近づくと、仕事や行事、大掃除、買い出しなど…気持ちだけでなく、体にも忙しさがのしかかってきます。

しかし、この 年末の繁忙期こそ体のトラブルが最も増える季節
疲れの蓄積、冷え、睡眠不足、作業姿勢の悪さが重なり、ぎっくり腰や首肩の痛み、風邪など、さまざまな不調が出やすいのです。

当サロンのお客様は良くも悪くも無理と頑張りが過ぎる方ばかり…。心配です(´;ω;`)

◆大掃除でよく起こる「年末の定番トラブル」

1. 重たいものの移動でぎっくり腰

大掃除といえば、普段動かさない家具を動かしたり、荷物を持ち上げたりと、腰に大きな負担がかかります。
寒さで筋肉がこわばっているところに急な動きが加わると、まさに “ぎっくり腰のゴールデンタイム” です。

2. 高い場所の掃除で首・肩の痛み

カーテンレールや照明、棚の上など、高い場所の掃除は腕を上げ続けるため、首から肩に強い負荷がかかります。
終わったあとに「上を向くと首がズキッとする」という相談は年末に非常に多くなります。

踏み台を使って足を踏み外し転落!大きな怪我に繋がります、要注意です!!

3. 拭き掃除で肩・腕の疲労

窓拭きや床拭きは腕と肩を繰り返し使うため、筋肉が疲労しやすい作業です。
「ただの家事」と油断していると、肩こりだけでなく、腕の張りや肘の痛みにつながることもあります。ましてや普段手の届かない所を無理な体制で掃除して筋を痛める!なんてよくある事です。

4. 外回りの掃除で風邪をひく

寒い屋外で水を使う作業や、風の強い中での掃除は、体温が一気に奪われます。

綺麗になると嬉しさのあまり時間を忘れて集中してやりがちです。(特に男性陣!)
年末は忙しさで免疫力が落ちているため、「外掃除のあとに喉が痛くなった」「翌日発熱した」という方が少なくありません。

同じ「寝正月」でも正月早々病で寝込むのは台無しです。

◆「忙しいからこそ」おろそかになりがちな身体ケア

年末は気忙しいだけでなく時間に追われるため、自分の体への意識が下がりがちです。

  • いつもより睡眠時間が短い
  • 食事が乱れる(おにぎり・パンで済ませる)
  • 動く量が増えるのにケアは減る
  • 冷え対策がおざなり
  • 疲れを感じても休むタイミングがない

このような状態が続くと、体はどんどん疲労を蓄積し、ちょっとした動作で痛みが出やすくなります。

◆身体の疲れも“大掃除”が必要

年末に家の汚れを落とすように、実は体にも 「1年の疲れをリセットするタイミング」 が必要です。

筋肉のコリや張り、姿勢の癖、ストレスからくる緊張、自律神経の乱れ…。
1年分の疲れが蓄積したまま年を越すと、冬の冷えと重なって不調が出やすくなります。

今年最後の時期こそ、身体のメンテナンスを“自分へのご褒美”と“自分の身体の大掃除”として取り入れてみてください。
疲れをリセットし、軽やかな体で新しい年を迎えましょう。