猛烈な暑さに晒された身体にはとてつもなく大きなストレスがかかっていたことは皆様が実感している事でしょう。
何しろ既に日本には四季は無くなりつつあり二極化した様な季節の変化に、身体が徐々に次の季節への準備をしないまま暑さ寒さに立ち向かわなければならないのですから!
酷暑に対しては
「暑熱順化」と言った方法で半ば強制的に身体を慣らしていく対処法を推奨していました。
季節の変化を肌で感じて、着るものの素材、厚み、枚数を替えて木々の色移りを愛でながら自然と身体を次の季節に備えるなどとはもう風情のあった昔話でしか無くなってきているのでしょうね。
とはいえ、もう夏も終わり…。
本来ならば「秋」の気配となるはずなのでしょうが突然「冬」が始まりそうな嫌な予感。

「暑熱順化」で夏に備えたのならば今度は「寒冷順化」で冬支度。
身体にかかる負担を軽減したり、対応出来る身体造りと考えて大切な備えではあるのでしょうが、備えばかりで疲弊してしまいます。
「寒冷純化」では入浴法を主に活用するのは「暑熱順化」同様ですが、首・手首・足首を温めながら体力造りをして、強靭な肉体を目指していくことが大切です。
要は身体を鍛える方へのベクトルが大きくなるわけです。これは寒さ対策や順応だけではなく感染症や風邪の予防ともなり得ます。
さて、忘れてはいけないのは事前準備や本番で身体にストレスは満載なのに暑さだけ、寒さだけに特化した対策に水を差すかのような気温の差!
日中の気温と朝晩の気温差、急激な季節の変化で起こる寒暖差が身体には肉体疲労となって蓄積していき、ダメージとなって現れます。
そう!「寒暖差疲労」です。
(次から次へといろんな問題が発生しますねぇ…。)
・風邪に似たような症状が現れる
・微熱が続く
・だるさが残る
・お腹を壊す
症状は様々ですが寝込む程では無いが調子が出ないと言った感じが多い様です。
次への備えをする前に出来る事なら一度この「寒暖差疲労」を一旦リセットしたいものです。
次なる備えと、次なる本番には十分な時間はありそうにないのですが、それでもどうにか疲労の回復を大前提にすることが寒さ対策への近道と感じます。
“備えあって憂いなし”といった具合で冬に備えたいものです。
方法は各々にある事でしょう、ご自身に合った方法をしっかり取り入れて是非疲労の回復に努めて下さい。
しっかり食べて、しっかり休むこともとても大切です!
自分大事の精神ですね‼