ご自身で「骨盤のゆがみ」をはっきり自覚しておられる方はどのくらいいらっしゃるでしょうか?
「骨盤のゆがみ」と言うワードは横行していますが、なかなか自分がそうだとは判断しにくいものと思われます。
筋肉量や骨格の造り、生物学的関係から男性よりも女性の方に多くみられるのも特徴ですが、猿人が四足歩行から二足歩行へと進化を遂げてホモ・サピエンスと成ったことで起きてしまった現象の様です。
立って歩く時も含めて上半身、下半身を骨盤が中心として支えている訳ですが、上下・左右を偏りなく、バランスを一定に保ち続ける事は困難です。
利き足や利き手というように、人間には使い易い方が決まっていますし起点とするポジションの使い方が悪いとゆがんでしまうのは必然となってしまいます。
ダイレクトに骨盤の異常を感じるとしたら「ギックリ腰」の発症時や女性の方なら「産後」、大きなイベントが身体に起こった時でないと感じにくいと思われます。
日常でご自身の骨盤がゆがんでいるかどうかを判別するのにこの様な方法があります。
- 床に仰向けに寝ます
- 体育座りの要領で膝を抱え込みます
- 抱え込んだ膝(下肢)を大きく投げ出す様にして脱力します
(自然に大の字になる様に)・・・文字での説明が難しい、語彙力無さを痛感・・・
上記の方法で脱力した状態を保ちつつ目の先をご自身のつま先へ向けてみましょう。
(あまり首を持ち上げて見ると力が入ってしまうのであくまで視線の先で見る様にすると良いです)
その時に、つま先がきれいな「逆ハの字」、自分の握り拳1.5個分入る位の「Vの字」位の形ならば良好。
開きすぎなら骨盤が開き過ぎ、つま先が内向きや狭い様なら骨盤が閉まり過ぎ。
そして、左右のお尻のお肉(お尻のほっぺ)のどちらがたくさん床に接着しているかを感じてみましょう。接着面の多い側の骨盤が後方に倒れていると思われます。
当サロンでも骨盤の矯正はさせて頂いていますが、残念ながらその状態をずっと保つ事は出来ませんとご説明させて頂いております。
日常生活の中でバランスを整える意識を持ったり、調整する方法を取り入れたり、ゆがみにくくする心掛けが大事です。
ただしながら、少々のゆがみでは特に大きな問題が起こるとは考えにくいですし、人体はなかなかに強いですから調子が良い時は自然とバランスが取れているものです。
骨盤も大きい骨ですしその周りの筋肉も大きいですから日頃から大きな筋肉をしっかり使う事でゆがみにくい骨盤になります。
使った筋肉のストレッチもお忘れなく、筋肉疲労もゆがみの原因になります。
当サロンにお越しの際には、ご自身で骨盤を調整する方法を文章よりももっと分かり易くご説明させて頂きます。(笑)