更年期の不調は、体だけでなく心にも大きな影響を与えます。当サロンに来られる方の中にも、「このつらさを誰にも理解してもらえない」「どこに相談すればいいのかわからない」と、孤独を抱えている方が少なくありません。

今回は、頭痛や吐き気、気分の落ち込みなど、見えにくく、周囲に伝わりにくい症状について、そしてシリーズの締めくくりとして大切にしてほしい考え方をお伝えします。

なかなか治りきらない頭痛と吐き気

更年期に多い症状の一つが、慢性的な頭痛です。
・寝込むほどの強い頭痛
・薬を飲んでも改善しにくい
・頭痛と同時に吐き気やむかむかが続く

こうした症状が続くと、日常生活に大きな支障をきたします。「気圧のせい」「疲れのせい」と自分に言い聞かせながら、我慢を重ねてしまう方も多いように感じます。

ホルモンバランスの変化や自律神経の乱れが関係している場合もありますが、我慢が前提になってしまう状態は決して健全とは言えません。

※当方、吐き気ではなく突然嘔吐し始めると吐く物が無くなるまで嘔吐が続く、と言った症状が約5年ほど続きました。むかむかするとか気持ち悪いとかではなく突然襲われるといった感じでした。なかなか辛い症状でした。💦

やる気が出ない、気持ちと行動が伴わない

「何もしたくない」
「一日中横になっていたい」
「やらなければと思っても体が動かない」

こうした状態が続くと、「自分が怠けているのでは」「弱くなったのでは」と自分を責めてしまいがちです。周囲から理解されず、責められているように感じ、自暴自棄になってしまう方もいます。

更年期は、気持ちと行動が一致しなくなる時期でもあります。これは意思の問題ではなく、体と心のバランスが崩れているサインです。特に男性の場合、こうした症状が強く出るケースも少なくありません。

専門医の診断を仰ぐという選択

ここで、どうしてもお伝えしたいことがあります。
それは、専門医の診断を仰ぐことをためらわないでほしいということです。

更年期の症状と似ている不調の中には、他の疾患が隠れている場合もあります。すべてを「更年期だから」と決めつけてしまうことは、適切な治療の機会を逃すことにもつながります。

「更年期障害ではない可能性を疑う」
この視点を持つことは、自分の体を大切にする行為です。

このシリーズを通してお伝えしたかったのは

「あなたの不調は、気のせいではない」ということです。

よく“年のせい”、“加齢によるもの”と一括りにされがちで、相談してもそう一掃されがちですよね…。頭にくるやら、腹立たしいやら、悔しい思いをすることも多いと思います。

更年期は、人生の中で誰もが通る可能性のある時期。苦しさを一人で抱え込まず、頼れる場所をいくつか持ってください。

体を整えること。
正しく見極めること
そして、自分を責めないこと。

この3つを忘れずに、新しいステージへ向かう準備期間として、更年期を捉えていただけたらと思います。

2月は4回に渡って更年期についてお話致しましたがご参考にして頂けましたら幸いです。