いつもご愛顧頂き有難うございます。H整体治療&リラクゼーションです。 
今回は前回お話し致しました“カッピング(吸い玉療法)”の歴史についてお話しさせて頂きます。 

少々マニアックでコアな話となりますが、私の好きな歴史話でとても印象深い内容ですのでご興味のある方は暫しお付き合い下さいませ。 

カッピングの歴史 

その歴史はかなり古く中国発祥と言われています。ガラス玉を使用することから誰もがたやすくとは考えにくく、それなりの身分の者しか 使う事は出来なかったでしょうが療術としてはその昔から確立していた様です。 

エジプトにも形を変えた同様の療法を行っていたと言う伝えがあり、カッピングを模した物は動物の“角”や”骨“をカップ状にくり抜いて形成していた物を使っていたとか。 

とすると…エジプトでは誰もがその効能を知って治療とする事を知っていたのでしょうね。 

発祥の地、中国の話に戻って…。 
中国時代劇がお好きな方はご覧になったことがありませんでしょうか? 

皇帝が豪華に装飾された寝台の上で上半身の上衣を剥いでうつ伏せになっている姿で、侍医が小さい松明様の火のついた棒でガラス玉を炙りそのガラス玉をサッと背中に乗せると瞬時に焼いた餅が膨れる様に背中の肉がガラス玉に吸い込まれていく。それを施す暫しの間皇帝は参謀格と政略を練る…。といったシーンを!(笑) 
そのくらい古くから民間人から皇帝まで根付いた療法です。 
時間を経た昔には今でこそ認められませんが民間治療の間で皮膚を直接傷つけて汚血を吸い出すといった療法にまで至ったこともあったと。 

それこそ日本映画なんかでは農村や山里で「闇医者」的な老婆が病んだ村人に施したシーンがありました。 
太古からこの現代に至るまで残った療法にはやはりそれだけの理由があると思えて仕方がないのです。 

カッピング導入の決め手 

学生時代はスポーツ選手でした。残念なことに幾度となく大きな怪我に見舞われ続けました。 
その当時に出会いお世話になっていた鍼灸院の先生が治療の一環でこのカッピング治療を行っておられました。 
怪我の治療に加えて施されたカッピング治療にはその治療以上に救われていた記憶が鮮明にあります。 
なんとも言えない疲労の回復を感じ、若い頃から肩こりを感じても、当時若い者がマッサージに通うようなことは憚られる時代でしたから、ダイレクトに感じる肩こりへのアプローチがたまりませんでした。(笑) 

靭帯断裂した時には病院は時間外で何とかその鍼灸院に救いを求め、ドッヂボール様に腫れあがった膝は勿論、腰から足先に至るまで何度もカッピング治療を繰り返して腫脹を散らして貰いなんとかその晩を凌いだ事もありました。大怪我を負った身体の傷は愚か、大きく失った選手生命の危機と喪失感も同じく散らして頂いた思いでした。 

※当時の鍼灸師の先生への感謝の思いとリスペクトは言うまでもなく、今の仕事をする大きなきっかけとなった事も事実です。 

いや、そもそも歴史よりも何よりも私自身がこのカッピング治療の効果を実感し、虜になった事が導入決定の最大の理由です。 
伝統と実績の療法を等サロンに導入することに一切の迷いはありませんでした! 
この様に歴史のあるカッピング治療ですが、どこのエステサロン、リラクゼーションサロンでも多くみられなくなりました。 
(※地味で施術に時間を要するなど、商売的にはあまりウケが良くないのでしょうか。。) 

肩こり、腰痛でお悩みの方、ハリ治療等痛い治療を連想させる施術の苦手な方など、一度当サロンでお試しいただけましたら幸いです。 

今日もここまでおつきあい頂きまして有難うございます。 
昨日まで夏だったのに今日からは真冬…みたいな気候、 
天気も然ることながら世間も厳しく値上げも激しい時代ですが乗り切って参りましょう、 

皆様のもとにサンタクロースのサプライズがあります様に。